海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻経静脈的塞栓術中,病変静脈洞圧が160mmHgを示した1例
利用統計を見る
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
---|---|
言語 | 日本語 |
キーワード |
硬膜動静脈瘻, 海綿静脈洞内圧, 経静脈的塞栓術 |
著者 |
米原 恒介
田村 哲也 岡 博文 ( CiNii ID: 9000005882904 ) 三宅 一 ( CiNii ID: 9000005882905 ) 佐藤 浩一 |
著者別名 |
YONEHARA Kosuke
|
抄録 |
海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻(CSDAVF)が頭蓋内出血をきたすことは希であるが,発生すると大きな後遺症に直結する.今回我々は切迫脳出血の状態で紹介されたCSDAVF 症例を血管内手術で治療した.治療中に病変部で測定した静脈圧が,想像以上に非常に高値であった症例を経験したので報告する.症例は64歳の女性,右眼球充血等で血管撮影を受け,CSDAVFと診断され当科に紹介された.血管撮影上の流出路はシルビウス静脈のみとなっており,T2*(MRI)ではこの灌流領域に散在性点状低信号が認められ,切迫脳出血と推測された.直ちに経静脈的塞栓術を行い,術中に病変静脈圧を測定すると,160mmHgと高値を示した.病変は完全閉塞され,術後数日で眼症状も改善,独歩退院した.
若干の文献的考察を加え,報告する |
雑誌名 | 徳島赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 16 |
号 | 1 |
ページ | 50 - 53 |
発行年 | 2011-03-25 |
出版者 |
徳島赤十字病院
|
ISSN |
1346-9878
|
関連サイト |
徳島赤十字病院
|
著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
大見出し | 症例 |