@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00009870, author = {島岡, 竜一 and 高橋, 麗奈 and 成川, 希 and 脇田, 勝次}, journal = {高山赤十字病院紀要, Japanese Red Cross Takayama Hospital}, month = {Mar}, note = {Introduction 胎児臍帯動脈血流と胎児中大脳動脈血流による脳胎盤血流比(Cerebroplacental ratio)は特に胎児発育不全児における子宮内環境および周産期予後予測に有用とされている。一方で胎児発育不全でない胎児における周産期予後予測への脳胎盤血流比の有用性はまだ明らかでない。胎児発育不全のない胎児を対象として脳胎盤血流比の周産期予後予測の有用性を検討した。 Method 2014年11月から2015年6月までの当院における経腟分娩症例が対象。胎児血流計測は各妊婦健診時に単独の産科医が計測。新生児予後評価として臍帯動脈血ガス測定、新生児well beingを診療録、助産録より収集。週数補正した脳胎盤血流比と周産期予後を検討した。 Result 週数を補正した脳胎盤血流比は、37週の妊婦健診時において出生時の臍帯動脈血pHと有意に相関を示した(Person’s相関係数=0.26、95%CI=0.041-0.46、P=0.021)。臍帯動脈血pH<7.20の予測cut-off valueをROC曲線も用いて分析すると1.53(Area under the curve=0.59、95%CI=0.41-0.78)で感度52%、特異度78%であった。 Conclusion 出生時臍帯動脈血pH<7.20の予測として、妊婦健診においてルーチンに脳胎盤血流比を計測することは有用ではない。37週の妊婦健診時における脳胎盤血流比1.5未満は潜在的な胎盤機能低下を反映している可能性があるが、周産期予後不良の予測としての精度は低い。}, pages = {3--8}, title = {臍帯動脈血pH<7.20予測における妊娠37週時の胎児脳胎盤血流比}, volume = {39}, year = {2016} }