@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00009397, author = {多田, 香織 and 溝部, 惠子 and 今村, 麻佑 and 佐々木, 美帆 and 澁井, 洋文}, month = {Dec}, note = {Brown症候群は上斜筋の機械的伸展障害により内転位での上転障害を示す特殊な斜視のことで,先天性が主であるが後天性では片眼性の報告が多い.今回我々は両眼に生じた外傷性Brown症候群の症例に対して上斜筋腱伸展術を行い良好な結果を得たので報告する.症例:19歳男性.交通事故による顔面・両眼窩及び下肢の多発骨折にて骨折整復術を施行されたが,複視を自覚し当科へ紹介受診となった.眼位は左眼外上斜視で両眼に著明な内上転障害と内転時の下方偏位を認めた.複視は全方向に認めた.症状固定後,左眼に外直筋後転術及びシリコンバンドを用いた上斜筋腱伸展術を,次いで右眼に上斜筋腱伸展術を施行した.牽引試験は両眼とも強陽性であった.術後,眼位は正位となり内転時の下方偏位は改善した.複視は内上転障害残存による上方視のみとなり,両眼視での日常生活が可能となった.結論:両眼性の外傷性Brown症候群に対する上斜筋腱伸展術は有効であった.}, title = {両眼性の外傷性Brown症候群の一例}, year = {2015} }