@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00009393, author = {加藤, 聖子 and 藤田, 宏行 and 福山, 真理 and 栗原, 甲妃 and 谷垣, 佳子 and 南川, 麻里 and 岡島 , 京子 and 山本, 彩 and 衛藤, 美穂 and 福岡, 正晃}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {悪性胚細胞腫瘍は悪性卵巣腫瘍の4%と稀な腫瘍である.当院で経験した過去15年間の20症例について後方視的に臨床的検討を行った.病理組織学的別には,悪性転化を伴う成熟嚢胞性奇形腫(Mature cystic teratoma with malignant transformation,以下MCTMT)9例,ディスジャーミノーマ(Dysgerminoma,以下Dysg)6例,卵黄嚢腫瘍2例,未熟奇形腫1例,混合型胚細胞腫瘍2例であった.進行期はⅠ期が14例と最も多かった.平均年齢はDysg の20.2歳に対し,MCTMT では55.8歳と高齢であった.初回治療は全例に手術療法を施行し,40歳未満の12例には妊孕性温存手術を施行した.術後の化学療法は13例に施行した.MCTMT 以外の組織型では,進行症例・手術残存症例であってもBEP(bleomycin, etoposide, and cisplatin)療法が奏功し予後良好であり,化学療法後の温存卵巣機能も回復している.MCTMT の9例中,Ⅰ期5例の予後は良好であったが,Ⅱ期以上の4例では原病死となり,うち1例は22歳と若年の症例であった.MCTMTの進行症例の予後は悪く,成熟嚢胞性奇形腫については慎重な経過観察が必要である.}, pages = {51--58}, title = {当院における卵巣悪性胚細胞腫瘍の臨床的検討}, volume = {36}, year = {2015} }