@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00007814, author = {渡部, 良次}, journal = {日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌, Medical journal of Japanese Red Cross Society Wakayama Medical Center}, month = {Mar}, note = {老人保健施設における低ナトリウム血症の頻度をしらべ、低ナトリウム血症に対する食塩の効果をしらべる。方法:142例の入所者中118例の給食群(食塩摂取9g)と24例の径腸群(食塩摂取1.5g)に対して低ナトリウム血症(134mEq/L以下)の頻度をしらべた。初回低ナトリウム血症につき第2回テストを行い、低ナトリウム血症を認めた症例に食塩の負荷をおこなった。結果:給食群は血清ナトリウム濃度141±6mg/dL経腸群では血清ナトリウム濃度133±6mg/dLであった。全症例中低ナトリウム血症は29例20%であった。低ナトリウム血症は給食群14例、経腸群15例で、給食群と経腸群の低ナトリウム血症の頻度に有意差が認められた。初回低ナトリウム血症をみとめた29例中15例に再検査を行い、11例が低ナトリウム血症を伴う認知症であった。これに対し4.5g?15gの食塩追加を行い、血清ナトリウム濃度は全例正常化した。11例中9例に画像診断を行った。4例のラクナを主とする症例で認知機能の改善を思わせる所見を認めた。広範囲の皮質梗塞と広汎白質病変の5例では改善は認められなかった。日常生活動作能力には差を認めなかった。結論:低ナトリウム血症を20%に認めた。この施設での低ナトリウム血症は食塩の不足が関連すると思われる。低ナトリウム血症を認めた血管性認知症のうち食塩で認知症の改善を思わせる症例があつた。}, pages = {25--29}, title = {一老健施設における低ナトリウム血症と認知症}, volume = {31}, year = {2014} }