@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00007241, author = {尾﨑, 牧子 and 西山, 記子 and 二宮, 早苗 and 土手内, 靖 and 谷松, 智子 and 西山, 政孝 and 西﨑, 隆 and 藤﨑, 智明 and 横田, 英介}, issue = {1}, journal = {松山赤十字病院医学雑誌}, month = {Dec}, note = {症例は62歳、男性。交通事故に伴う膵損傷による後腹膜膿瘍により炎症が持続していた。2007年10月5日、Hb5.3g/dlの貧血に対して赤血球濃厚液2単位を輸血した。輸血開始20分後、多量の発汗と手背・足背に発赤を認めた。下顎呼吸となり、意識消失、呼吸が停止、脈は触知せず、心電図はPEA(無脈性電気活動)となった。直ちに輸血を中止し、心マッサージと気管内挿管、エピネフリン、塩酸ドパミン、コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム投与にて蘇生した。2日後、再度赤血球濃厚液2単位を輸血した。開始35分後、発赤・熱感が出現し、血圧低下と、頻脈を認めた。輸血後、総IgE量およびトリプターゼが上昇しており、アナフィラキシーショックと診断した。これら2本の赤血球濃厚液は、副作用を認めなかった過去の製剤とは異なるメーカーの血液バッグ、および白血球除去フィルターを使用しており、特に白血球除去フィルターの膜材質が異なっていたことから、この膜材質が原因と考えられたが、確定はできなかった。以後の赤血球輸血32単位は、すべてこの膜材質以外の製剤を洗浄して輸血し、副作用を認めなかった。(著者抄録)}, pages = {67--73}, title = {特定の血液バッグまたは白血球除去フィルターの関与が疑われた輸血後アナフィラキシーの一例}, volume = {35}, year = {2010} }