@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00007219, author = {岡, 英明 and 三井島, 渚 and 吉冨, 亮太 and 溝渕, 剛士 and 上村, 太朗 and 菅原, 宏治 and 増田, 隆伸 and 飛田, 陽 and 原田, 篤実}, issue = {1}, journal = {松山赤十字病院医学雑誌}, month = {Dec}, note = {透析アミロイドーシス(DRA)はβ2マイクログロブリン(β2MG)を前駆蛋白とする全身性のアミロイドーシスで、長期透析患者の骨関節組織に好発するが進行すると全身諸臓器を障害し得る。我々はDRAに合併した下部消化管穿孔で死亡し、剖検で全身への透析アミロイド沈着を認めた一例を経験したので報告する。症例は63歳男性で透析歴は23年。DRAによる骨関節痛のコントロール目的で入院した。鎮痛補助薬を使用するも効果が無くオピオイド投与を要した。経過中に血便と腹部膨満が出現しCTで腹腔内遊離ガス像が疑われた。また同時期に下肢に紫斑と皮膚潰瘍が出現したことから血管炎による消化管穿孔を疑った。緊急手術を施行したが消化管穿孔は認めなかった。術後も血便と腹部膨満が持続し、カテーテル関連血流感染による敗血症を合併し死亡した。剖検では大腸に多発性穿孔を伴う汎発性腹膜炎の所見で、穿孔部位周囲の血管壁には抗β2MG抗体陽性のアミロイド沈着を認め、DRAによる消化管穿孔の可能性が考えられた。その他、肺や心臓、食道、十二指腸、膵臓、膀胱、副腎にもアミロイド沈着を認めた。長期透析患者の消化管穿孔の原因としてDRAは考慮すべき病態である。(著者抄録)}, pages = {51--56}, title = {下部消化管穿孔を合併した全身性透析アミロイドーシスの一剖検例}, volume = {37}, year = {2012} }