@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00007214, author = {木船, 博昭 and 田安, 伊織 and 水谷, 嘉男 and 宮田, 安治 and 原田, 篤実}, issue = {1}, journal = {松山赤十字病院医学雑誌}, month = {Dec}, note = {当院の過去25年間にわたる慢性透析患者の動態を調査することで、問題点を把握して今後の患者指導に活用することを目的とした。1986年から2010年までの25年間に当院で透析を行った患者を対象に、年毎の導入患者数、平均年齢、原疾患、死因を分析した。また、20年以上の検査データが追跡できたヘマトクリット(Hct)、アルブミン(Alb)、β2マイクログロブリン(β2-MG)、尿素Kt/Vの変動を検討した。総導入患者数は1,247名で年々増加し、平均年齢は1986年の49.5歳から2010年には65.4歳へ約15歳上昇した。原疾患は慢性糸球体腎炎(CGN)が減少したが、その一方で糖尿病性腎症(DN)が増加し、2010年には46.5%を占めた。死亡患者数は322名で、そのうち感染症が30.4%と最も高率で、DNは心筋梗塞での死亡が有意に多かった。検査データはHctと尿素Kt/Vで上昇し、Albとβ2-MGで低下した。以上のことから貧血の改善や透析効率の向上がみられたが、感染症死やDNでの心筋梗塞死が増加し、早期発見と治療が重要であると思われた。また、栄養状態は高齢化と入院患者の増加により低下してきており、今後の適切な栄養指導が必要であると考えられた。(著者抄録)}, pages = {23--28}, title = {当院における慢性透析患者の25年間の変遷}, volume = {37}, year = {2012} }