@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00007211, author = {尾石, 義謙 and 蔵原, 晃一 and 河内, 修司 and 川崎, 啓祐 and 岡本, 康治 and 永田, 豊 and 阿部, 洋文 and 徳本, 真矢 and 渕上, 忠彦}, issue = {1}, journal = {松山赤十字病院医学雑誌}, month = {Dec}, note = {当センターにおける、過去4年間の胃粘膜生検後出血の現状を検討した。検討期間内に25,052例の上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy:EGD)が施行され、8,174例(32.6%)に胃粘膜生検が行われた。そのうち20例(0.24%)に生検後出血を来した。年齢は35歳から89歳(中央値65.9歳)、性別は男女とも10例であった。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)服用が4例、低用量アスピリン(LDA)が1例で、抗凝固薬服用例はなかった。生検対象は腫瘍性病変が8例と最も多く、粘膜下腫瘍が4例、びらん及び潰瘍性病変が4例、正常粘膜からの生検が4例であった。生検部位はU(上部)領域が12例と最も多く、続いてL(下部)領域5例、M(中部)領域3例の順であった。20例中15例は静脈性出血で、全例にトロンビン散布が行われ予後は良好であった。20例中5例は動脈性出血を来し、そのうち4例は胃体上部小弯からの生検であった。止血法は、クリップ法、高張Naエピネフリン法(HSE法)と高周波電気凝固法が行われ、全て内視鏡的に止血し得た。2例でHb値2.0g/dL以上の低下があったが、輸血を要した症例はなかった。当センターにおける胃粘膜生検後の出血は、全て内視鏡的に止血可能で予後良好であった。しかし動脈性出血を来した症例が5例(0.06%)あり、胃体上部小弯の生検時には注意が必要と考えられた。今後は新ガイドラインの普及に伴い、生検後出血症例の実態把握がさらに重要になると思われる。(著者抄録)}, pages = {3--7}, title = {当センターにおける胃粘膜生検後出血の現状}, volume = {37}, year = {2012} }