@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00007181, author = {北村, 誠}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {高齢化社会を迎えた先進国では、心房細動が不整脈分野ではもっとも一般的な心疾患となってきている。その治療方法がこの10数年で大きく変化してきたが、まだ生命予後に及ぼすほどの成果はあげていない。薬物治療については、抗不整脈薬で洞調律維持を図っても、生命予後の改善が乏しいことが大規模試験で明らかとなり、心拍数調節も容認されており、自覚症状の改善に重きを置かれている。一方、心房細動の重篤な合併症である心原性脳梗塞が心房細動患者に多いことが明らかになり、その予防が必要であるが、最近ワルファリンに変わる新規抗凝固薬(抗トロンビン薬や抗Xa薬)が使用されるようになってきた。新規抗凝固薬はワルファリンより頭蓋内出血が少ないことが大きなメリットとなっているが、その使い分けは今後の使用経験を待つ必要がある。また非薬物治療としてカテーテルアブレーションはその技術と使用機器が発展し、心房細動の根治療法として確立してきた。また治療成績はかなり向上してきた。しかし、まだ手技上のリスクも多々あり、アブレーションの適応を遵守しつつ、技術の発展に期待する。ここに心房細動に対する最近の治療動向をまとめてみた。}, pages = {12--21}, title = {心房細動に対する最近の治療動向}, volume = {35}, year = {2014} }