@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00005430, author = {松谷, 健一 and 森本, 信太郎 and 及川, 達也 and 小野, 太祐 and 斉藤, 高彦}, issue = {1}, journal = {北見赤十字病院誌, Journal of Japanese Red Cross Kitami Hospital}, month = {}, note = {【症例】77 歳,男性【主訴】失神【現病歴】2003 年11 月に完全房室ブロックに対して永久ペースメーカー植込み術を施行した。2011 年10 月にペースメーカー検査でバッテリー消耗を認めジェネレータ交換術目的に当科入院となった。Capture management(CM)機能を有するジェネレータに交換した。ジェネレータ交換5 日目,立位で失神した。意識はすぐに回復しバイタルサインは異常なく12 誘導心電図も心拍数60/分の右心室ペーシング波形であった。臥位でペースメーカー検査を行いバッテリー,リード,閾値に異常は認めなかった。心電図モニターを装着し入院を延長して経過観察を行ったが,失神は認められず神経調節性失神疑いで生活指導後に退院とした。その後失神を繰り返し2012 年1 月入院となった。立位の心電図モニターでPacing failure を認めた。体位を変えてペースメーカー検査を施行し,臥位より坐位・立位で閾値の悪化を認めた。体位変化で閾値が悪化したことによるPacing failureと考えCMをoff とし出力を上げて固定し,その後失神は認めなくなった。【考察】CM機能導入後より失神を繰り返した完全房室ブロックの一例を経験した。本症例の失神の原因は、体位変換の際の閾値変動によるペーシング不全が考えられた。ペースメーカーの設定変更後に失神を認めた場合、ペースメーカー検査だけではPacing failure を完全には否定できないため,Holter 心電図やモニター心電図での経過観察、体位を変えてペースメーカー検査を行うことの重要性が考えられた。}, pages = {1--5}, title = {Capture management 機能導入後より失神を繰り返した完全房室ブロックの1例}, volume = {1}, year = {2013} }