@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00000439, author = {福田, 良嗣 and 篠崎, 義雄 and 小川, 潤 and 磯貝, 宜広 and 吉田, 進二 and 渡邊, 隆一 and 西脇, 徹}, issue = {1}, journal = {静岡赤十字病院研究報, Journal of Japanese Red Cross Shizuoka Hospital}, month = {Mar}, note = {我々は,砂時計腫の摘出術後に発生した難治性の髄液漏に対し,タココンブを使用し根治し得た1例を経験した.症例は29歳女性.症状は両下肢痛で,腰椎Magnetic Resonance ImagingでL3/4の脊柱管内から右L4/5椎間孔外にかけ進展した砂時計腫を認め,後方進入により腫瘍摘出術を施行した.腫瘍は硬膜を穿破していたため,硬膜の一部と共に摘出し,硬膜欠損部は人工硬膜で修復した.病理診断は神経鞘腫であった.術後,腰下肢痛は軽快したが,髄液漏に伴う頭痛が出現し,術後20日目に硬膜形成術を施行した.髄液漏出部を追加縫合後,死腔を充填しゼルフォームと軟部組織で被覆した.術後,一時頭痛は消失したが,2回目の手術から14日後に頭痛の再発と発熱を認め,髄液漏の再発と診断し再度硬膜形成術を施行した.新たな髄液漏出部を確認し,硬膜上にタココンブを貼る事で,術中に漏出の停止を確認できた.術後,頭痛は消失し,6ヵ月経過時も再発なく経過良好であった.タココンブは使用法が簡便で,難治性の髄液漏に対する硬膜修復時に非常に有用な材料になり得ると考えられた.}, pages = {35--40}, title = {治療に難渋した髄液漏の一治験例}, volume = {31}, year = {2012} }