@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003649, author = {板東, 三佳}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は51歳女性。1994年5月、黄疸、全身倦怠感にて発症。入院時検査成績にて、HPT20.8%、PT32%、T-Bil20.2mg/dl、GOT700U/l、GPT 450U/lと高値を認め、意識障害がないことより急性肝炎重症型と考えPSL60mg/日経口投与による治療を開始した。その後、ANAが高値であることが判明した。PSL投与により症状及び肝機能は急速に改善、2ヶ月後には正常化し、ANAの陰性化も認められた。PSLを漸減しつつ、azathioprineを併用し、PSLは投与6ヶ月目で中止した。以後azathioprine、UDCA併用で長期経過観察を行い、肝炎の再燃を認めず経過していたが、2000年5月に初めてGPT上昇を認め、肝生検を施行したところ、前回と比べ慢性化の所見が明らかな組織像であった。自己免疫性肝炎に対するUDCAの効果は弱く、その投与にあたっては症例により常に肝生検による肝炎活動性を評価する必要がある。本症例は長期的なUDCA治療の限界を示したものと考えられる。}, title = {急性肝炎重症型で発症、長期経過観察した自己免疫性肝炎の1例}, year = {2001} }