@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003636, author = {郷, 律子 and 神山, 有史 and 加藤, 道久 and 酒井, 陽子 and 岡田, 剛}, issue = {1}, journal = {小松島赤十字病院医学雑誌, Komatushima Red Cross Hospital Medical Journal}, month = {Mar}, note = {硬膜外モルヒネの副作用である嘔気と掻療を制御する目的で、腹式子宮全摘術を受ける患者22名においてドロペリドールの持続硬膜外投与またはブロキソンの持続静注を行い、その効果を検討した。麻酔は胸部硬膜外併用全身麻酔とし、執刀時にモルヒネ2mgを硬膜外へ投与した後、2mg/日でブビパカイン併用の持続硬膜外注入を開始した。患者を無作為に対照群(C群n=7)、ドロペリドール群(D群n=7)ナロキソン群(N群n=8) の3群に分け、2重盲検法にてドロペリドール2.5mg術中硬膜外注入+2.5mg/日持続注入(D群)、ナロキソン0.8mg/日持続静注(N群)を行った。プラセボとして生理食塩水を用いた。効果の判定はvisual analog scale (VAS)を用い、疼痛、嘔気、掻痒について手術終了よりl、3、5、24時間後に調査した。結果は、1時間後の終痛がN群で、44mmと高い傾向にあったが、その他は全群で3症状のVASは平均20mm以下に保たれた。D群で5時間後の掻痒が他の2群より有意に(P<0.05)低かったが他の症状は群聞に有意差をみとめなかった。結論として、モルヒネ2mgの術中硬膜外注入+2mg/日持続注入(ブピパカイン併用)では、良好な鎮痛が得られ、嘔気・掻痒ともに軽度であった。ドロペリドールの硬膜外注入は掻痒に効果があったがナロキソン持続静注はこの投与方法では効果がみとめられなかった。}, pages = {29--33}, title = {硬膜外モルヒネの副作用に対するドロペリドール持続硬膜外投与とナロキソン持続静注の効果}, volume = {6}, year = {2001} }