@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003567, author = {福村, 好晃 and 坂東, 正章 and 下江, 安司 and 片山, 和久 and 吉田, 誉 and 日浅, 芳一 and 片岡, 善彦}, issue = {1}, journal = {小松島赤十字病院医学雑誌, Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal}, month = {Mar}, note = {1986年から1999年の間に、発症後急性期に入院した急性大動脈解離症例134例を対象として、急性期手術成績を検討し治療方針の体系化を試みた。年齢は33から88才で、男女比は83:51。Stanford分類ではA型57例、B型77例である。A型に対しては可及的早期の外科治療を原則としているが、超低体温法やGRFグル―の使用などの手術方法の改善によって術後解離腔が血栓化する確立が高くなったものの、依然として死亡率は30%余りと高く改善の余地が残っている。特に臓器虚血を伴う症例の予後が悪く(死亡率50%)、経皮的なfenestrationやステント留置による臓器虚血の改善を大動脈修復に先行させるなどの試みが必要である。また、早期偽腔閉塞例といえど高率に致死的合併症を伴うため超急性期手術が必要で、血行動態的に安定している症例でも上行大動脈径の拡大例・上行弓部大動脈にULPの存在する例・症状の持続する例などはハイリスク症例として準緊急手術を行う必要がある。それに反してB型はできるだけ早期の確実な安静・降圧治療によって急性期予後は問題のない症例がほとんどで、早期手術はかえって偽腔を残す結果となった。B型においてもステントグラフトの導入による解離の修復の試みが今後の謀題である。}, pages = {1--9}, title = {当院における急性大動脈解離症例の急性期治療成績}, volume = {6}, year = {2001} }