@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003560, author = {郷, 律子 and 神山, 有史 and 加藤, 道久 and 酒井, 陽子 and 相方, 靖史}, issue = {1}, journal = {徳島赤十字病院医学雑誌, Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal}, month = {Mar}, note = {硬膜外併用脊椎麻酔においては、硬膜外腔へ投与したモルヒネの髄液中濃度が硬膜穿刺により高くなり、副作用が強くなる可能性がある。今回、副作用である嘔気と掻痒を制御する目的で、ドロペリドールの持続硬膜外投与またはナロキソンの持続静注を行い、その効果を検討した。膣式子宮全摘術の患者30名を対象とし3%リドカインによる脊椎麻酔をおこなった。術中にモルヒネ2mgを硬膜外へ投与した後、モルヒネ2mg/日でブピパカイン併用の持続硬膜外注入を開始した。患者を無作為に対照群(C群n=10)、ドロペリドール群(D群n=10)ナロキソン群(N群n=10)の3群に分け、2重盲検法にてドロペリドール2.5mg術中硬膜外注入+2.5mg/日持続注入(D群)、ナロキソン0.8mg/持続静注(N群)を行った。プラセポとして生理食塩水を用いた。効果の判定はvisualanalog scale (VAS)を用い、疼痛、嘔気、掻痒について手術終了より1、3、5、24時間後に調査した。その結果、全群で嘔気と掻痒のVASは平均20mm以下に保たれ、群間に有意差をみとめなかった。結論として、脊椎麻酔後のモルヒネ硬膜外投与においては、今回の投与量では嘔気・掻痒ともに軽度であり、副作用に対する予防的薬物投与を必要としない。}, pages = {26--30}, title = {硬膜外モルヒネの副作用に対するドロペリドール持続硬膜外投与とナロキソン持続静注の効果 -第2報 硬膜穿刺の影響-}, volume = {8}, year = {2003} }