@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003554, author = {坂本, 宣弘 and 速水, 朋彦 and 濱本, 貴子 and 大谷, 享史 and 下江, 安司 and 福村, 好晃 and 坂東, 正章}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {【背景】急性心筋梗塞(AMI)後の乳頭筋断裂による急性僧帽弁閉鎖不全症(AMR)に対する外科的治療の傾向と問題点を検討した.【対象】当院では平成15年までに,計3例の乳頭筋断裂によるAMR に対する手術を経験した.2例はAMI 発症当日に心原性ショックとなり手術を施行したが,1例は不安定狭心症に対する回旋枝へのPTCA 施行後12日目に発症,23日目に手術となった.手術所見においては3例すべてが僧帽弁後尖の逸脱であり,原因として前乳頭筋頭の断裂が2例,後乳頭筋頭断裂が1例であった.術前の血行動態保持のためIABPを使用したのは1例で,その1例を含む2例に人工心肺離脱時にIABPを必要とした.【手術および成績】全例僧帽弁置換術であった.3例中全例を救命しえたが1例を術後19日目に心室性不整脈にて失った.【まとめ】当院ではAMI の機械的合併症の乳頭筋断裂に対しては弁機能の回復を目的とした弁置換術を可及的速やかに行ってきた.ただ1例に関して術前画像診断にて腱索断裂と判別のできなかった症例を発症約3週間後に手術を行い乳頭筋断裂と診断しえた.緊急症例が殆どとなるが確実な手技としての弁置換術の選択は妥当であるが今後弁形成術の試みも必要であると考えられた.}, title = {急性心筋梗塞後の乳頭筋断裂による急性僧帽弁閉鎖不全症に対する手術経験}, year = {2004} }