@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003524, author = {三原, 愛 and 増田, 健二郎 and 宮城, 順子 and 後藤田, 康夫 and 佐藤, 幸一 and 長田, 淳一 and 三宅, 一 and 藤井, 義幸}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {慢性肥厚性硬膜炎の65歳,女性例を報告した.患者は嗄声・嚥下障害で発症し,順次顔面神経麻痺,眼球運動障害などの脳神経症状が上行拡大した後,意識障害を呈した.血液検査では炎症所見があり,抗核抗体,リウマチ因子,p-ANCA等の自己抗体が陽性であった.髄液検査では細胞数19/3㎜3,蛋白272mg/dl と増加していた.頭部MRI ではT1強調 でわずかに肥厚した硬膜が観察され,Gdにより造影を行うと著明に肥厚した脳硬膜が観察された.肥厚性硬膜炎と診断し,直ちにステロイドパルス療法を行った.意識障害は間もなく回復し,脳神経の麻痺も眼球運動から順次改善した.2回目のパルス療法を行ったが,直後に下血,膿胸を来たしたため,それ以上の治療は断念した.殆ど全ての脳神経症状は改善したが,嗄声,嚥下障害は残った.本例は各種の自己抗体が陽性であり,ステロイドが著効を示したことより,その発症に自己免疫の関与が強く示唆された.原因の明らかでない脳神経症状をみた場合,本症も考慮に入れ速やかに造影MRI を行うことが必要である.}, title = {肥厚性硬膜炎-症例報告と文献考察-}, year = {2004} }