@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003518, author = {前田, 徹 and 湊, 省 and 成瀬, 章 and 武田, 芳嗣 and 高橋, 昌美 and 藤井, 幸治 and 椎野, 滋 and 神山, 有史 and 浦岡, 秀行}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {胸椎損傷後急性硬膜外血腫により胸髄麻痺を来たし自然回復した症例を経験した.症例は交通事故にて第9胸椎椎体,椎弓骨折を受傷,当初神経症状はなかったが受傷後約3時間の時点より体幹部以下の対麻痺が出現し徐々に第11胸髄レベル以下の知覚脱失,両下肢完全運動麻痺となり初診医より紹介され救急来院された.初診医でのMRI 検査にて第9胸椎レベルより頭側に拡がる脊柱管内硬膜外血腫を認め,胸髄は血腫により強く圧迫されていた.緊急に脊髄の除圧が必要と考えられ緊急手術の準備を進めるに,麻痺発症後約3時間の時点で知覚脱失は知覚鈍麻に改善,同4時間の時点より完全運動麻痺に改善がみられ始め同5時間の時点で両下肢筋力は徒手筋力検査にて右3.5~4,左4~4.5となり,同6時間では筋力はほぼ正常にまで回復した.そのため手術的加療を回避できた.硬膜外血腫による脊髄の圧迫が血腫の拡散,消退などにより除圧され麻痺が自然回復したものと思われ,手術的な緊急除圧の適応に一考を投じた症例となった.}, title = {対麻痺が自然回復した外傷性胸椎急性硬膜外血腫の1例}, year = {2004} }