@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003486, author = {平井, 崇士 and 浦野, 芳夫 and 谷口, 千尋 and 町田, 未央 and 山下, 理子 and 藤井, 義幸}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は60代,男性.2日前より両下肢の疼痛が出現.アルコール性肝障害あり.発症2~3日前に鮨を食べていた.初診は意識清明,血圧61/43mmHg,脈拍107/分,体温は36.4度.両下腿は暗紅色調を呈し,右足底と左足関節内側には紫斑と水疱があり,圧痛が著明であった.膝窩動脈は触知可能.血液検査ではCK の著明な上昇があり,DIC と多臓器不全の所見を認めた.下肢のCT では皮下組織と筋膜の炎症性変化が見られた.ガス像はなかった.水疱内容液のグラム染色でグラム陰性桿菌を認め壊死性筋膜炎と診断した.後日,培養で桿菌はVibrio vulnificus と同定された.入院3日目に死亡し病理解剖を行った.病変部の皮膚は著明な浮腫と血栓形成,壊死がみられ,皮下組織にはギムザ染色陽性の多数の球状の病原体が存在したが白血球浸潤は乏しかった.肝臓は慢性アルコール性肝炎の所見を認め,中等度の鉄沈着が見られた.腎臓・肺・腸管は極めて早期の多臓器不全の像を示した.死因は壊死性筋膜炎による多臓器不全と推定された.}, title = {Vibrio vulnificusによる壊死性筋膜炎の1剖検例}, year = {2013} }