@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003479, author = {元木, 達夫 and 松枝, 崇 and 来島, 敦史 and 大谷, 享史 and 福村, 好晃}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {41年前に移植されたDelrin 製Bjrk-Shiley 弁の円盤破損による人工弁機能不全に対し,再弁置換術を要した1例を経験したので報告する.症例は74歳,女性.リウマチ性僧帽弁狭窄症に対して1971年(33歳時)にBjrk-Shiley 弁を用いた僧帽弁置換術が施行された.1982年に大動脈弁狭窄症の出現に対し,大動脈弁置換術(Omniscience 弁,21mm)が施行されが,大動脈弁位人工弁機能不全が出現したため,1994年に再大動脈弁置換術(Edwards-Tekna 弁,21mm)が施行された.以後良好に経過していたが,呼吸困難増悪および貧血の進行を認めたため,2012年7月に心不全の診断で入院となった.入院後,心エコー検査にて僧帽弁位人工弁機能不全による僧帽弁閉鎖不全症(以下MR)を指摘され,心不全の原因と考えた.心不全のコントロール後に,手術を施行した.4度目の開心術であり,心嚢内は強固に癒着していた.Bjrk-Shiley 弁はDelrin 製円盤の一部が欠損しており,長期使用に伴う弁の摩耗・破損がMR の原因と考えた.術後経過は良好であり,術後22日目に軽快し転院した.Delrin製円盤弁は現行のpyrolyte carbon製とは異なり,耐久性に問題があり,同様の症例の報告が散見される.厳重な経過観察が必要で,予防的な再弁置換も考慮すべきと考える.}, title = {僧帽弁位Delrin製Bjork-Shiley弁の円盤破損による人工弁機能不全に対する再弁置換術の1例}, year = {2013} }