@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003428, author = {中上, 亜紀 and 雫, 治彦 and 加島, 健司 and 幸田, 純治 and 由良, いづみ}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例1)43歳女性.主訴は嗄声,嚥下時違和感,側頭部痛で,第Ⅹ脳神経麻痺を認め,遅れて末梢性第Ⅶ脳神経麻痺が出現した.頭部画像精査にて中枢病変はなく,帯状疱疹や第Ⅷ脳神経症状も認められなかったが,水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により生じた多発神経麻痺を伴うRamsay Hunt 症候群を疑い入院の上ステロイドを主体とした点滴とアシクロビルの内服を行なった.入院中に他の脳神経症状は出現せず,第Ⅹ脳神経麻痺は徐々に改善した.また第Ⅶ脳神経症状の発症9日目に行なったENoG は54%であり予後良好と推測された.VZV の血清抗体価が有意上昇しており,VZV の再活性化が第Ⅶ・Ⅹ脳神経麻痺の原因と考えられた.症例2)56歳男性.主訴は咽頭痛と嚥下困難で,左梨状窩に水疱を認めウイルス感染症による粘膜疹と考えてアシクロビルの内服治療をおこなった.しかし喉頭蓋から下咽頭,咽頭後壁にかけて白色のびらん性病変が広がりアシクロビルの点滴治療に変更したところ,咽頭痛が軽減し水疱も消失した.VZV の酵素免疫測定法(EIA)にてIgG, IgM が陽性を示しVZV の再活性化による急性咽喉頭炎と診断した.}, title = {嚥下障害で発症した水痘・帯状疱疹ウイルス感染症の2症例}, year = {2005} }