@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003422, author = {高田, 朋子 and 香留, 崇 and 矢野, 雅彦}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {59歳,男性.急激な右眼視力低下を自覚し,その2時間後に受診した.12年前から近医で糖尿病の治療を受けていた.平成15年10月に脳梗塞の既往があり,頚部MRA で右内頚動脈の閉塞を指摘されていた.2日前,狭心症の疑いで精査のため心臓カテーテル検査を受けていた.2004年6月4日初診時,矯正視力は右0.01,左1.2で,右眼黄斑部を含む後極部網膜が少し白濁していた.軟性白斑やcherry red spot は認められなかった.蛍光眼底造影検査で網膜動脈への流入遅延と網膜内循環時間の遅延があり,網膜中心動脈閉塞症と診断した.直ちに眼球マッサージを開始し,ウロキナーゼ点滴を3日間実施した.次第に網膜の色調は改善し,1ヵ月後右眼矯正視力は0.9に回復した.網膜中心動脈閉塞症は一般に予後不良で,とくに初診時視力が0.1以下,発症から2時間以上経過した症例では視力予後不良といわれている.本症例は初診時視力不良だったが,早期の受診・治療が奏効したと考えられる.}, title = {予後良好であった網膜中心動脈閉塞症の1例}, year = {2005} }