@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003418, author = {福村, 好晃 and 大谷, 享史 and 吉田, 誉 and 元木, 達夫}, issue = {1}, journal = {徳島赤十字病院医学雑誌, Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal}, month = {Mar}, note = {遠位弓部大動脈瘤に対する手術は,当院でも様々な変遷を経てきた分野である.現在われわれは,胸骨正中切開下に,中等度低体温循環停止(25℃)・選択的脳潅流(20℃,10ml/min/kg)法を用いて,弓部全置換術を行っている.現在までにこの方法を用いて15例に手術を行った.年令は62から76歳,手術時間は250から432分,体外循環時間は148から231分,脳保護時間は49から90分であった.11例で他家赤血球輸血を要さず,9例は術当日に気管内チューブを抜去しえた.術前脳動脈瘤を有していた1例のみが術後片麻痺を合併したが,他の14例は一時的・永続的神経学的合併症を認めなかった.病院・遠隔期死亡はない.現在の方法(SCP 群)の有用性を立証するために,過去の手術方法と比較検討した.14例は左開胸・超低体温循環停止下に遠位弓部大動脈置換(左開胸群)が,7例は逆行性脳潅流下に弓部大動脈置換(RCP 群)が行われた.手術時間は3群間に差を認めなかったが,体外循環時間・心虚血時間・脳保護時間はSCP・RCP群でLT 群に比し長い傾向にあった.術後覚醒時間・人工呼吸管理時間はSCP 群が3群間で最も短かった.SCP 群のみが脳・呼吸器合併症が稀で,病院・遠隔期死亡を認めなかった.過去の方法と比較しても,現在の方法による合併症は稀であり,術後の回復が迅速で予後は良好であった.}, pages = {22--26}, title = {遠位弓部大動脈瘤手術の変遷とその成績 -現在の手術方法がスタンダードか?-}, volume = {10}, year = {2005} }