@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003375, author = {奈路田, 拓史 and 笠井, 利則 and 上間, 健造 and 池山, 鎮夫 and 谷, 勇人 and 大西, 範生 and 城野, 良三 and 山下, 理子 and 藤井, 義幸}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {腎盂尿管腫瘍による腎盂の自然破裂は極めてまれな病態である.われわれは腎盂自然破裂をきたした尿管癌の症例を経験したので報告する.症例は68歳,男性.肉眼的血尿に気づいていたが,左側腹部に激痛があり受診,入院となった.単純CT で左腎盂の拡張と腎盂尿管内および左腎周囲から後腹膜腔に広範な出血が疑われた.当初は腎腫瘍の破裂に伴う出血と考えたが,造影CT,MRI,血管撮影などにて,左尿管癌T3N0M0と診断した.尿細胞診はClass Ⅲであった. 初診時Hb13.8であったが,経過中にHb8.3まで低下した.MAP を4単位輸血し,左腎尿管全摘を施行した.病理診断は,左尿管癌,urothelial carcinoma,G3,pT3,INFβ,ly1,v0であった.摘除標本にて腎盂に破裂部位を確認した.術後,補助化学療法は施行しなかった.術後7か月の現在,再発を認めていない.本邦において,腎盂尿管腫瘍を原因とする腎盂の自然破裂の報告は,検索しえた範囲で第15例目であった.}, title = {腎盂自然破裂をきたした左尿管癌の1例}, year = {2006} }