@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003368, author = {中上, 亜紀 and 雫, 治彦 and 加島, 健司 and 郷, 律子}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {披裂軟骨脱臼は頚部の外傷や気管内挿管などの医療行為によって生じるまれな疾患である.気管内挿管後に生じた場合には一側喉頭麻痺との鑑別が難しく,医療行為に続発して起こった疾患であることから診断・治療ともに慎重を要する.自然整復する症例もあるが発症後2~3週間程度であれば非観血的整復を行うことが可能であり,長期間経過した陳旧例では脱臼関節が繊維化し固着していることが多く観血的手術が必要となる.今回,我々は気管内挿管麻酔後に生じた披裂軟骨脱臼の1症例を経験したので報告する.誤嚥を伴う気息性嗄声があり,披裂軟骨の偏位がみられた.経過観察にて症状の改善傾向が見られなかったため,発症後3週間で無挿管下に声門下に挿入したバルーンカテーテルを用いて非観血的整復を行った.整復後約3週間で発声時間が延長し,嗄声が消失した.披裂軟骨脱臼の原因として気管内挿管と共に経食道心エコーが疑われた.}, title = {気管内挿管後に発生した披裂軟骨脱臼の1症例}, year = {2006} }