@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003366, author = {箕田, 直治 and 金崎, 淑子 and 宮城, 順子 and 吉田, 智則 and 新谷, 保実 and 宮, 恵子 and 池山, 鎭夫 and 城野, 良三 and 三木, 俊 and 長田, 淳一}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は17歳,女性.献血の際に高血圧(160~180/80~90mmHg)を指摘され,近医を受診した.血漿レニン活性(PRA)・血清aldosterone(Aldo)濃度の高値より二次性高血圧を疑われ,当院を紹介された.腎血管エコーで両側の腎動脈にそれぞれ50%,90%の狭窄が疑われ,PRA10.3ng/ml/hr,血清Aldo4.9pg/ml と高値であった.腎血管造影では両側の腎動脈に比較的平滑な狭窄部位があり,特に右腎動脈の狭窄が高度で,腎静脈レニン比(右/左)は1.85であった.両側の狭窄部に対して経皮的腎血管形成術を施行し,拡張後の血流は改善した.PRA は翌日4.5ng/ml/hr,3日後1.3ng/ml/hr に低下,血圧は110~130/60~90mmHg に改善した.4ヶ月後の血管造影では右腎動脈の血流は良好であったが,左腎動脈の狭窄は残存していた.本例は特に基礎疾患を持たない若年女性に平滑な腎動脈狭窄が生じており,線維筋性異形成の可能性が高いと考えられるが,両側性に狭窄をきたことは稀であり,興味深い症例と考えられた.}, title = {線維筋性異形成が疑われた両側性腎動脈狭窄による腎血管性高血圧症の1例}, year = {2006} }