@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003356, author = {金崎, 淑子 and 新谷, 保実 and 守家, 慈子}, issue = {1}, journal = {徳島赤十字病院医学雑誌, Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal}, month = {Mar}, note = {低adiponectin 血症を呈する2型糖尿病に対するインスリン抵抗性改善薬pioglitazone の血糖コントロールならびに血清adiponectin 濃度への影響を検討した.対象は血清adiponectin 濃度が4μg/ml 未満の2型糖尿病患者5例である.全例男性で,年齢50±17歳(Mean±SD),BMI 27.8±5.6kg/m2.併用薬の内訳は,α GI1例,SU+α GI2例,Glinide+Insulin1例であった.4例は高血圧,高脂血症を合併し,1例に虚血性心疾患があった.Pioglitazone 投与前のPPG209±53mg/dl,HbA1C8.6±1.3%,血漿IRI6.3±3.4μU/m(l n=4),尿中CPR96±25μg/日(n=4),血清adiponectin3.0±1.0μg/ml,血清leptin5.4±3.2ng/ml であった.Pioglitazone15~30mg/日を投与後,血清adiponectin 濃度は4例で速やかに上昇し,1例(症例4)のみ不変であった(前3.0±1.0μg/ml → 後9.2±6.3μg/ml).全例で血糖コントロールの改善が得られ,6ヶ月後のHbA1C7.3±1.0%であった.症例により血圧や脂質代謝の軽度の改善も認められた.肥満が高度であったBMI30kg/m2以上の2例では,体重増加や血清leptin 値の上昇が見られ,2例とも3ヶ月以降の血糖コントロール改善は鈍化または悪化した.低adiponectin 血症患者へのpioglitazone の投与は,速やかな血清adiponectin 濃度の上昇により大血管障害リスクの一つを減少させるが,血糖コントロール改善の維持には,体重増加や血清leptin 値の上昇をきたさない生活習慣の継続が重要と考えられた.}, pages = {12--17}, title = {低Adiponectin血症を呈する2型糖尿病患者に対するPioglitazoneの有用性の検討}, volume = {11}, year = {2006} }