@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003345, author = {中家, 歩美 and 西, 春香 and 原, 幹也 and 井戸向, 昌哉 and 池田, 紀男 and 宮木, 康夫}, journal = {日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Society Wakayama Medical Center}, month = {Dec}, note = {基質拡張型β-ラクタマーゼ(extended-spectrum β-lactamases:ESBLs)は、その耐性遺伝子がプラスミド上に存在するため伝播しやすい特性をもち、院内感染の原因菌として重要である。また、近年では市中における拡散も問題となっている。こうした背景をもとに、2006年〜2010年の過去5年間における日本赤十字社和歌山医療センターでのESBL産生Escherichia coliおよびKlebsiella pneumoniaeの検出率と、薬剤感性率を調査した。その結果、ESBL産生E.coliは3.9%から10.8%、ESBL産生K.pneumoniaeは2.3%から15.3%と、ともに増加しており、外来由来株での増加も両菌種で認められた。両菌種において、カルバペネム系薬であるimipenemに対する耐性は認めなかったが、ニューキノロン系薬のlevofloxacinは約25%のみが感性株であった。以上より、入院外来に関わらずESBL産生菌の可能性を考慮し、抗菌薬の適正使用を行うとともに、手指衛生をはじめとする感染対策が重要であると考える。}, pages = {57--62}, title = {当センターにおける基質拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生菌の検出率および薬剤感性率状況}, volume = {30}, year = {2012} }