@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003327, author = {高砂, 智哉 and 岩目, 敏幸 and 小川, 貴之 and 藤井, 芳嗣 and 武田, 芳嗣 and 成瀬, 章}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {微細な外傷により脊髄硬膜外血腫を起こし,麻痺症状を呈した2例を経験したので報告する.症例1.65歳,男性.はしごより転落,胸椎圧迫骨折を受傷し経過観察中,10日目に両下肢痙性麻痺・膀胱直腸障害が出現した.MRI検査で第7・8胸椎レベルで硬膜外血腫を認め,椎弓切除術(第7・8胸椎)および血腫除去術を施行した.術後,運動・知覚障害および膀胱直腸障害は改善し,現在経過観察中.症例2.70歳,女性.(AVR およびCABGの既往あり,ワーファリン内服中であった)自宅にて転倒後経過をみていたが腰背部痛が改善しないため近医受診し,胸椎圧迫骨を認め入院となっていた.入院後徐々に上下肢の運動・知覚障害が出現し,8日目に施行したMRI 検査で頚椎5/6レベルで前方・後方腫瘤による脊髄圧迫像が認められたため,当科紹介入院となった.頚髄症急性増悪を疑い椎弓形成術を施行したところ,頚椎5/6レベルで硬膜後方に血腫を認め,周囲の硬膜外静脈叢も発達しており,今回の圧迫の原因と考えられた.術後,徐々に神経症状は改善し,転院となった.軽微な外傷で受傷時には明らかな神経症状が認められなくても,出血傾向などの硬膜外血腫危険因子を有する症例では臨床症状に注意して経過観察することが重要であり,MRI撮影による早期診断を行い,適切な治療を選択する必要がある.}, title = {軽微な外傷で発症した脊髄硬膜外血腫の2例}, year = {2007} }