@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003322, author = {新谷, 保実 and 金崎, 淑子 and 當別當, 洋平 and 吉田, 智則 and 宮, 恵子 and 城野, 良三 and 長田, 淳一}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {患者は67歳,女性.2005年7月より全身倦怠感,食欲不振があり,当科に入院した.BMI 22.4kg/l,腋毛・恥毛は稀少であった.低Na 血症(120mEq/l)があり,血漿ACTH20.4pg/ml,Cortisol 4.3μg/dl,DHEA-S 167ng/ml,尿中17-OHCS 2.1mg/日より続発性副腎不全が疑われた.視床下部ホルモン負荷試験では,ACTH・PRL・TSH の反応は保たれるも,GH・LH・FSH の低反応,PRL 高値などから,主に視床下部~茎部障害による下垂体機能低下症と診断した.一方,free T40.6ng/dlと甲状腺機能低下があり,抗甲状腺抗体は陽性であった.MRIでは下垂体~茎部に連続する嚢胞性病変があり,内部はT1でやや低,T2で高信号を呈し,辺縁はGdで均一に増強された.ステロイド補充後に尿崩症が顕性化したが,その後,甲状腺ホルモン補充のないままT4は正常化し,7ヶ月後のMRIで嚢胞性病変は縮小していた.尿崩症状態は不変ながら,LH・FSH分泌は改善しており,DHEA-S786ng/ml とACTH 分泌の回復も示唆された.形態的にラトケ嚢胞の可能性も否定できないが,慢性甲状腺炎の合併や下垂体前葉機能が回復した点などは非典型的であり,稀な症例と考えられた.}, title = {続発性副腎不全と中枢性尿崩症を呈し,下垂体嚢胞性病変の縮小と前葉機能の回復が認められた下垂体機能低下症の1例}, year = {2007} }