@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003297, author = {奈路田, 拓史 and 笠井, 利則 and 上間, 健造}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {尿道異物・膀胱異物は比較的遭遇することの少ない疾患である.尿道異物と膀胱異物をそれぞれ1例ずつ経験したので報告する.症例1は14歳,男性.外尿道口に掻痒感があり縫い針で掻いていたところ,縫い針が尿道に入ってしまい見えなくなったということで受診した.X-pで尿道球部に4.5cmの縫い針の陰影を認めた.針の鈍先端が奥側であった.小児であり,針の鋭先端は尿道外に逸脱している可能性もあり,内視鏡下での摘出は困難と判断.麻酔下載石位,透視を用いて直腸診で針の鈍先端を用手的に押し,針の鋭先端を尿道~陰嚢皮膚を貫いて経皮的に摘出した.症例2は49歳,男性.以前に精神神経科通院歴あり.過去に尿道膀胱異物の既往が2回あるが詳細は不明.尿道から異物を挿入したとの自己申告にて受診.X-p,CTで細長い棒状の物体が完全に膀胱内に挿入されていた.麻酔下で内視鏡下に摘出した.物体は大きくすべるため異物鉗子ではつかめず,膀胱砕石用の鉗子で異物の先端をつかみ,そのまま尿道から引き出した.摘出物は,長さ12.5cm,直径8mmの比較的軟らかい黄色の物体であった.尿道膀胱異物は,自慰行為による挿入が多いとされるが,本人からの回答は得られないことがしばしばである.症例1は自慰行為による挿入かどうか不明であった.症例2は今回が3回めであり,自慰行為の可能性が高いと考えられた.}, title = {尿道・膀胱異物の2例}, year = {2008} }