@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003231, author = {谷, 杏奈 and 別宮, 史朗 and 岩佐, 武 and 宮谷, 友香 and 猪野, 博保 and 木下, 弾 and 中津, 忠則 and 吉田, 哲也 and 阪田, 章聖}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {胎便性腹膜炎は何らかの原因により腸管穿孔をきたし,胎便が腹腔内に漏出することにより起こる無菌性の化学性腹膜炎で,比較的まれな疾患である.今回我々は,胎生期に胎便性腹膜炎と診断し緊急帝王切開後,新生児治療を行った1症例を経験したので報告する. 症例は22歳の初産婦.妊娠27週時に腹部緊満と頚管長短縮を認め,切迫早産と診断し入院,塩酸リトドリン点滴の上,安静臥床にて経過観察していた.妊娠32週時の経腹超音波検査にて胎児腸管拡張を疑った.妊娠34週時,大量の胎児腹水と腸管高輝度,胎児腹囲の急激な増加を認め,胎便性腹膜炎を疑い緊急帝王切開施行.児は2,630g の女児でアプガー スコアは3点(1分後)/6点(5分後)であった.出生後,児は緊急開腹手術となり,先天性腸間膜欠損のため生じた内ヘルニアによる穿孔性腹膜炎と判明した.術後経過は順調で,術後60日目に退院となった.胎便性腹膜炎における新生児生存率は,出生前診断されなかった症例で約60%であり,出生前診断し得た症例では80%と報告されており,出生前診断の意義は大きいものと思われる.}, title = {急激に発症した胎便性腹膜炎の1症例}, year = {2008} }