@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003134, author = {山本, 英司 and 新谷, 保実 and 近藤, 絵里 and 吉田, 智則 and 金崎, 淑子 and 宮, 恵子 and 笠井, 利則 and 奈路田, 拓史 and 上間, 健造 and 長田, 淳一}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は72歳,女性.糖尿病,慢性膵炎,胃潰瘍,C型肝炎などで通院中であった.2008年5月,尿路感染による発熱で入院した際に神経因性膀胱と診断され,臭化ジスチグミンの服用を開始した.同年7月より腹痛が反復するようになった.消化管内視鏡,CT等で著変なく,対症療法で改善していたが,高度の下痢,腹痛のため8月に入院した.欠食・輸液にて症状は改善し,便培養で病原性大腸菌が検出された.退院2日後より水様下痢・腹痛をきたし再入院.この時,発汗が著明で,CTにて肝表面に少量の腹水あり.一連の経過から臭化ジスチグミンによるコリン作動性症状の可能性を指摘された.確かに7月に増量後,腹部症状は出現しており,中止後に腹痛・下痢の再燃はない.本例は腹痛・下痢の寛解・再燃を繰り返し,糖尿病性神経障害,慢性膵炎などの合併もあって診断に難渋したが,臭化ジスチグミン服用中の腹部症状には注意して対応する必要がある}, title = {神経因性膀胱に対する臭化ジスチグミンの投与中に腹痛・下痢を反復し,原因診断に難渋した糖尿病の1例}, year = {2009} }