@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003128, author = {近藤, 絵里 and 山本, 英司 and 島田, 直 and 吉田, 智則 and 金崎, 淑子 and 新谷, 保実 and 石川, 正志 and 宮, 恵子 and 長田, 淳一}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は58歳,女性.2007年6月に健診で高血糖を指摘され,空腹時血糖108mg/dl,HbA1C7.4%のため糖尿病教育目的で当科に入院した.腹部CT にて偶然,膵頭部に28×20mm の多房性の嚢胞性腫瘤が見出された.MRIではT1強調で低信号,T2強調で高信号を示すほぼ均一な腫瘤像を示し,漿液性嚢胞と考えられた.内視鏡的逆行性膵管造影では膵管に拡張・分枝はなく,腫瘤との交通も認められなかった.膵腫瘍に関連する腫瘍マーカーはいずれも正常範囲内であったが,腫瘤径や画像所見から膵管内乳頭粘液性腫瘍や漿液性嚢胞腺腫の可能性も否定できないため,膵体尾部・脾合併切除術を施行し,病理組織学的に膵リンパ上皮性嚢胞と診断した.術後,経口血糖降下薬による治療を行っていたが,2008年1月にHbA1C7.8%と血糖コントロールが悪化し,インスリン治療を導入した.膵リンパ上皮嚢胞は膵嚢胞として描出される極めて稀な良性疾患であるが,術前に悪性腫瘍と鑑別することは困難なため,糖尿病を契機に膵腫瘍が見出された場合の対応は慎重に行う必要がある.}, title = {糖尿病精査時に発見された膵リンパ上皮嚢胞の1例}, year = {2009} }