@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003127, author = {別宮, 浩文 and 原, 朋子 and 近藤, 絵里 and 石橋, 直子 and 尾崎, 敬治 and 後藤, 哲也 and 村上, 尚嗣 and 島田, 直 and 新谷, 保実}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は81歳男性で,起床直後に後頚部痛と進行性の四肢麻痺を発症し救急搬送された.口腔粘膜に出血傾向を認め,血小板は0.9万/μlと著明に減少,D-dimer10.6μg/dl,PT・APTT・Fbgは正常であった.MRI でC3~胸椎上部の背側硬膜外に血腫形成を示唆する高信号を認め,これによる頚髄圧迫が麻痺の原因と考えられた.臨床的にITP を疑い,重篤な出血があり全身状態も不良であったため,直ちに血小板輸血とデキサメサゾン大量投与(40mg,4日間)を開始した.翌日には血小板数2.4万/μlと増加し,出血傾向と麻痺の改善を認めた.第4病日の骨髄検査では,小型巨核球がやや増加し,PAIgGは軽度上昇し,他に血小板減少の原因となる基礎疾患がないためITPと診断した.感染症の合併により一過性に悪化したが,血小板数は10万以上に増加し,外来治療に移行した.硬膜外血腫は,第19病日のMRIで消失を確認し,後遺症を残すことなく治癒している.}, title = {頚部硬膜外血腫を合併した特発性血小板減少症(ITP)の1例}, year = {2009} }