@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003087, author = {土屋, 佳子 and 成宮, 博理 and 山田, 博之 and 出口, 雅子}, month = {Dec}, note = {症例は53 歳男性.主訴は発熱.当院での重症肺炎・急性心不全の治療後,リハビリ入院中に40 度台の発熱を認めた.静脈血液培養およびカテーテル先端培養の結果から,MRSA によるカテーテル関連感染症と診断しバンコマイシン(VCM)1.5 g/日の静注を開始した.VCM の投与で一旦は改善傾向にあったが,投与4 日目には総ビリルビン,肝・胆道系の酵素の上昇とともに再び発熱した.腹痛などの症状は全くなく,腹部エコー・CT 検査でも胆道系の閉塞は認めなかったが,胆嚢の腫脹と壁肥厚を認めたため急性胆嚢炎と診断し,緊急経皮経肝胆汁吸引術を行った.胆汁からMRSAが検出されたため,血行性感染による胆嚢炎と診断し,VCM に比べ胆汁移行性に優れるリネゾリド1200 mg/日に切り替えたところ胆嚢炎は軽快した.治療抵抗性のMRSA 胆嚢炎にはリネゾリドの使用を考慮するべきであると考えられた.}, title = {リネゾリドが著効した血行性感染MRSA 胆嚢炎の一例}, year = {2012} }