@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003084, author = {橋本, 慶子 and 牛嶋, 千久 and 上田, 雅代 and 内田, 真哉 and 出島 , 健司}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {頭頸部領域に発生する悪性黒色腫はまれであるが,その中では鼻副鼻腔領域に最も多いとされている.本腫瘍は悪性度が高く,局所再発や遠隔転移により予後不良であることが知られている.しかし悪性黒色腫の中にはまれに長期生存する例が報告されており,今回我々も局所のみの再発で複数回の手術にて比較的長期間経過を見ることができたまれな2 症例を経験したので報告する.  症例1 は88 歳女性,平成16 年の初回手術以降鼻腔内に再発を繰り返したが,いずれも局所麻酔の姑息的手術を計4 回繰り返し,94 歳まで生存した.症例2 は78 歳男性,平成20 年に鼻入口部悪性黒色腫と診断したが,治療を拒否,平成22 年に約5 cm と巨大化した悪性黒色腫に対して,姑息的摘出を2 回行った.現在,頸部リンパ節転移を認めるが局所制御は良好である.  鼻腔悪性黒色腫の治療は,完全摘出が原則であるが,年齢や合併症などを考慮し姑息的な摘出にとどまる症例もある.この高齢の2 症例は,比較的良好なQOL を保つことができ,今回の我々の治療経過が高齢者鼻腔悪性黒色腫の治療の一選択肢として,有用である可能性を示唆したものと考案した.}, pages = {56--60}, title = {特殊な経過をたどった高齢者鼻腔悪性黒色腫2 症例}, volume = {33}, year = {2012} }