@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003075, author = {宇野, 耕治}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {膵癌は難治癌の一つであり,5 年生存率が10% 未満と予後不良の疾患である.一方,最大径2cm 以下で膵内に限局し転移を伴わない症例では,5 年生存率が50% 以上と報告されており,予後の改善には小膵癌の段階での早期診断が不可欠である.  現在の膵癌診断の手順は,以下の通りである.急激な糖尿病発症や腹痛など膵癌を疑う症状を認めるものの,他に原因を指摘出来ない場合や,複数の危険因子を有する症例では,膵癌発生の可能性を考慮する.スクリーニング検査法としての膵酵素・腫瘍マーカー測定やUS で異常を認めた場合は,MDCT を行う.また,適宜EUS やMRCP も併用し,必要によりERCP やPET も考慮するが,画像診断により膵癌が疑われた場合には積極的に病理学的な確定診断を行う.  膵癌の早期診断には,腫瘤描出能が優れているEUS の積極的な施行や,ERCP 下膵液細胞診が効果的であるが,対象症例の設定には更なる検討が必要である.}, pages = {2--10}, title = {膵癌診断の現状}, volume = {33}, year = {2012} }