@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00003008, author = {笹, 弥生 and 尾崎, 敬治 and 石橋, 直子 and 原, 朋子 and 後藤, 哲也 and 藤井, 義幸 and 山下, 理子}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {播種性トリコスポロン症は死亡率の高い真菌感染症であり,近年ミカファンギン(MCFG)投与によるブレークスルー(breakthrough)感染が問題となっている.当科で経験した本症2例について検討した.症例1,51歳男性,Diffuse Large B cell Lymphoma(DLBCL).自家末梢血幹細胞移植を施行し,真菌感染予防にMCFG を投与後,全身真菌感染症を併発し死亡した.剖検にて本症と診断された.症例2,53歳男性. acute myeloid leukemia(AML).臍帯血移植を施行し,真菌感染予防としてMCFG を投与中に散布性の皮疹が頭部や体幹に出現した.血液培養で酵母様真菌を認め,本症を疑いVRCZへ変更したが,症状の改善がみられず死亡した.後にTrichosporon asahii が同定された.造血幹細胞移植症例において高度の好中球減少が遷延した場合には,本症を疑い,MCFG 単独投与による予防を行うのではなく,早い段階で他剤の追加や変更を考慮すべきであったと思われた.}, title = {播種性トリコスポロン症を来した造血器腫瘍患者の2剖検例}, year = {2010} }