@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018856, author = {濱口, 星奈}, issue = {1}, journal = {高知赤十字病院医学雑誌}, month = {Mar}, note = {ICU 入室中の患者の多くは人工呼吸器管理を行っており,持続鎮静管理下にある患者と関わる場面が多くある.今回は鎮静管理中から鎮静中止までの一連の過程における患者との関わりを振り返り,自分自身の看護について考察した.患者は A 氏,50 歳代の女性.急性硬膜外血腫で手術後に ICU へ入室する.手術当日に抜管の方向となり鎮静管理が解除された.患者は鎮静中から意思疎通がはかれる状態にあり,抜管後は身体抑制を解除し経過を見ていたが,結果的にせん妄状態から胃管の自己抜去に至った.A 氏は緊急手術により鎮静,挿管管理となった事で,自らの身に起きた事を理解するための十分な機会を奪われており,鎮静中止後の混乱からせん妄状態となり胃管自己抜去につながったと考えられる.持続鎮静管理において客観的な痛みやせん妄評価の必要性と,危機プロセスを考慮した患者の体験の理解,危機介入ケアの重要性が示唆された.}, pages = {47--50}, title = {持続鎮静管理の過程でせん妄を発症した患者との関わり}, volume = {27}, year = {2023} }