@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018851, author = {大﨑, 杏奈}, issue = {1}, journal = {高知赤十字病院医学雑誌}, month = {Mar}, note = {高知赤十字病院, 集中治療室で侵襲的な治療を受ける体験は,集中治療後症候群(PICS)に繋がっていることが明らかにされている.そこで,集中治療室入室を経験した患者の記憶と抑うつの実態を把握し継続看護への示唆を得ることを目的とし ICU 退室後訪問を実施した.患者には,ICU 入室中の体験を語ってもらうと同時に,自己記入式抑うつ尺度(HADS)を用いて評価を実施した.患者らは ICU 入室中の現実的な体験として,ICU看護師のケアや,治療に伴う心身の苦痛を記憶していた.非現実的な体験としては悪夢や幻覚を記憶していた.HADS では7名中2名の患者が不安・抑うつの疑いあり,1名の患者が不安・抑うつあり,という結果であった.ICU 看護師は,認知の混乱やせん妄が生じる前提で,持続鎮静中から現実認知を促し,苦痛の多い環境下でできる限り快の体験を増やすための意図的なケアが望まれる.また,心理的受容過程を理解し,病期ごとではなく人生の一部という視点から看護を継続していくことの重要性が示唆された.}, pages = {43--46}, title = {集中治療室入室を経験した患者の記憶と抑うつの実態}, volume = {27}, year = {2023} }