@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018830, author = {杉峰, 啓憲 and 原, 茂登 and 松崎, 紗矢香 and 水野, 真介 and 額田, 貴之 and 深尾, 大輔 and 横山, 宏司 and 池田, 由香 and 濱畑, 啓悟 and 吉田, 晃}, journal = {日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Wakayama Medical Center}, month = {Mar}, note = {心筋炎の初発症状はしばしば非特異的なため,気管支炎や急性胃腸炎などと誤診されやすい.中でも劇症型心筋炎は発症直後に急激に致死的な循環虚脱に陥る. 症例#1は,1歳8カ月女児.7日前から鼻汁と下痢,3日前から頻呼吸と肩呼吸が出現し,当日,近医にて急に顔色不良となったため,当科に搬送された.左室の駆出率は約40%に低下していた.入院後,SpO2低下が著しくなり,転院搬送を行った.  症例#2は11歳女児.3日前の夜,頭痛と筋肉痛が出現し,前夜から急に咳き込むようになり,当日,近医にて胸部X線にて異常を認めたため,当科に搬送された.心電図で著明なST変化を認め,左室の駆出率は約40%であった.気管挿管を行い,転院搬送を行った.約1時間で転院先に到着した頃には,心機能は極度に低下していた. 非特異的症状の中に潜む心筋炎の兆候を,できるだけ早期に発見することが重要で,日頃から物心両面での備えが肝要である.}, pages = {31--37}, title = {隣県の小児集中治療室に転院搬送した急性心筋炎の2例}, volume = {40}, year = {2023} }