@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018597, author = {橋本, 亮平 and 黒澤, 靖大 and 森, 亘平 and 工藤, 友希乃 and 佐々木, 里美 and 市川, さおり and 吉田, 祐司}, month = {Dec}, note = {成熟嚢胞性奇形腫(Mature cystic teratoma: 以下MCT)が卵巣外に生じる頻度は0.4%と極めて稀である. 症例: 40歳.両側MCT(右30mm,左50mm)として当科フォロー中. 増大傾向にあり手術方針とした.腹腔鏡下で左卵巣に70mm大の腫瘤を認めたが,右卵巣は萎縮しており腫瘤を認めなかった.右卵管は水腫化し卵管采を欠いていた. ダグラス窩に40mm大の嚢胞性腫瘤を認めた.腹腔鏡下左付属器摘出術,ダグラス窩腫瘤摘出術を施行した.病理組織診断はMCTであった. 異所性MCTの起源は①異所性卵巣,②卵巣MCTのauto-amputation後の生着,③始原生殖細胞の異所性生着の3つの可能性が述べられている.本例は腹腔内所見から②に該当すると考えられた.術前の認識は難しく,本症例のように術中に初めて気づかれる場合が殆どである. 本症例のように萎縮した側の対側に腫瘍が生じている場合,術中の判断で付属器摘出術を付属器腫瘍摘出術に変更するなど柔軟な対応が必要である.}, title = {腹腔鏡手術時にダグラス窩に腫瘤を認め,異所性成熟嚢胞性奇形腫と診断された1 例}, year = {2022} }