@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018595, author = {遠藤, 卓人 and 小林, 誠一 and 白井, 祐介 and 奥友, 洸二 and 佐藤, ひかり and 小野, 学 and 石田, 雅嗣 and 花釜, 正和 and 中嶌, 真治 and 板倉, 裕子 and 矢内, 勝}, month = {Dec}, note = {症例は86歳男性.X年9月にCTで両肺粒状影,両側胸水を認め,胸腔鏡下胸膜生検で珪肺と診断された.X+2年9月下旬より労作時呼吸困難が出現したため当院を受診,両側胸水の増加,心嚢液貯留を認め,精査加療目的に入院した.肺性心による胸水貯留と判断し利尿薬を開始したが奏効しなかった.両側胸水セルブロックで悪性リンパ腫と診断されたが,全身画像検査で明らかなリンパ節増大は認めなかった.症例のように,体腔液中で増殖し,腫瘤形成を認めないリンパ腫は原発性滲出性リンパ腫(primary effusion lymphoma: PEL)と定義され,ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus: HIV)やヒトヘルペスウイルス8型(human herpesvirus 8:HHV-8)感染を伴うことが多い.増殖様式が類似するものの,HIVやHHV-8感染を伴わない原発性滲出性リンパ腫様リンパ腫(primary effusion lymphoma-like lymphoma:PEL-LL)も高齢者を中心に報告されており,本症例も各種検査からPEL-LLが疑われた.珪肺との合併は稀少であり,ここに報告する.}, title = {珪肺の経過中に原発性滲出性リンパ腫様リンパ腫を発症した1例}, year = {2022} }