@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018592, author = {小林, 純子 and 熱田, 幸司 and 田尻, 智也 and 海ヶ倉, 紀文 and 菊池, 雅之 and 安藤, 崇史 and 新谷, 恒弘}, issue = {1}, journal = {静岡赤十字病院研究報, Journal of Japanese Red Cross Shizuoka Hospital}, month = {Dec}, note = {虫垂粘液産生腫瘍は,大腸がん取り扱い規約第8版より虫垂粘液癌と低異型度虫垂粘液性腫瘍に分類されている.低異型度虫垂粘液性腫瘍は比較的稀な疾患でborderline malignancyとされ,明確な診療ガイドラインがなく,治療方針について症例の蓄積と検討が必要である.今回我々は当院で2018年4月~2022年9月までに外科的切除された6症例について検討した.男女比が3:3で年齢は平均61歳であった.緊急手術症例は5例(83%)で,うち4例に虫垂炎の合併を認めた.予定手術の1例のみ術前に低異型度虫垂粘液性腫瘍の可能性が指摘されていた.術式は回盲部切除術D3郭清が2例,結腸右半切除術D3郭清が1例,盲腸切除術が1例,虫垂切除術が2例であった.腹膜偽粘液腫を認めたものは2例で,うち1例で術後補助療法を行った.フォロー中の5例は無再発生存中(2ヶ月~4年)である.低異型度虫垂粘液性腫瘍は術中に肉眼的に診断することが難しく,術後病理組織学的に確定診断がつくことも多い.特に緊急手術時には十分な切除範囲の確保と過大侵襲の回避を慎重に判断する必要がある}, pages = {12--16}, title = {当院で切除した低異型度虫垂粘液性腫瘍の6例}, volume = {42}, year = {2022} }