@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018526, author = {柿原, 直樹 and KAKIHARA, Naoki}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {2019 年12 月から2022 年5 月までにがん遺伝子パネル検査を施行した症例を対象に,患者背景,検査結果,予後について調査した.がん遺伝子パネル検査の結果,何らかの薬が見つかった症例は48 例中11 例で,その内治験あるいは患者申出療養制度を提案された症例は8 例,適応内薬2 例,適応外薬1 例であった.治験・患者申出療養制度を提案された8 例中,5 例が治験施行医療機関に紹介され,その内4 例が治療を受けることができたが,8 例中3 例は全身状態が悪化したために紹介できなかった.48 例中30 例が死亡し,29 例は原病死,1 例は不明死であった.2 例はがん遺伝子パネル検査の結果を説明できずに亡くなった.化学療法が終了してからの在宅療養期間は,100 日以内の症例が20 例(69.0%)で,うち12 例(41.4%)は30 日以内であった.標準治療終了後にパネル検査が適応されるため,検査時に全身状態が不良となっていることがあり,がん遺伝子パネル検査結果を治療に結びつけるバリアになっている.また化学療法終了から死亡までの期間や在宅療養期間が短いことから,早期からの緩和ケアや治療中のadvance care planning が今後もとめられると考えられる.}, pages = {3--10}, title = {がんゲノム医療と緩和ケアにもとめられるもの}, volume = {43}, year = {2022} }