@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018453, author = {瀧島, 勳 and 大庭, 堅太郎 and 井上, 勝徳 and 北村, 匡 and 栄本, 昭剛 and 磯部, 潔 and 笠原, 正男}, issue = {1}, journal = {静岡赤十字病院研究報, Journal of Japanese Red Cross Shizuoka Hospital}, month = {Dec}, note = {症例は78歳女性.5日前より徐々に出現してきた右臍部痛を主訴に来院した.疼痛は右臍部に限局し,筋性防御や反跳痛は認めなかった.腹部単純computed tomographyで虫垂の壁肥厚とダグラス窩に少量の腹水を認めた.注腸検査で虫垂は描出されず,盲腸に虫垂からの圧排像も認めた.大腸鏡検査では回盲部に可視範囲で局在病変は認めず,虫垂入口部からの生検で病理結果は亜急性大腸炎のみで悪性の所見は認めなかった.血液検査はWhite Blood Cell 6310/μl,C-Reactive Protein 2.59mg/dlと明らかな炎症反応上昇は認めなかったが,carcinoembryonic antigen 86.49ng/ml,carbohydrate antigen 19-9 102U/mlと上昇していたことから,虫垂癌を疑い,回盲部切除術を行った.回盲部周囲に白濁粘性の腹水を少量認めたが細胞診では陰性であった.虫垂に硬い腫瘤を触知したが,病理結果は慢性の腹膜炎を合併した出血性壊疽性虫垂炎であった.術後は徐々に腫瘍マーカーは減少し4ヵ月後にはともに正常値となった(著者抄録)}, pages = {117--121}, title = {虫垂癌との鑑別に苦慮した壊疽性虫垂炎の1例}, volume = {25}, year = {2005} }