@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018406, author = {春木, 茂男 and 白石, 好 and 中山, 隆盛 and 稲葉, 浩久 and 西海, 孝男 and 森, 俊治 and 磯部, 潔 and 古田, 凱亮}, issue = {1}, journal = {静岡赤十字病院研究報}, month = {Dec}, note = {症例は46歳男性.平成15年10月,刃渡り24cmの牛刀にて右側腹部を刺され救急搬送された.初診時呼吸・循環動態に問題なし.腹部コンピューター断層撮影では明らかな腹腔内出血は指摘されなかったが,刺創部より大網と思われる脂肪組織の脱出を認めたため受傷約1時間30分後に緊急開腹術を施行した.中等量の腹腔内出血と共に,横行結腸から回腸を貫き,十二指腸後壁にまで達する貫通損傷を認めた.回腸,十二指腸は共に単純縫合閉鎖を行い,横行結腸は損傷部を双孔式人工肛門した.十二指腸縫合部は縫合不全合併を危惧し,結腸によるパッチ縫合で補強し,さらに経胃十二指腸内腔減圧チューブを留置した.術後は合併症なく経過し,第34病日に軽快退院となった.本邦では腹部外傷のほとんどが鈍的外傷で鋭的腹部外傷は稀である.なかでも鋭的十二指腸損傷は,頻度は低いがその処置を誤ると致命的となるリスクが高い外傷であり,損傷形態と経過時間に応じた適切な術式の選択と十分な内腔減圧が重要である(著者抄録)}, pages = {70--74}, title = {腹部刺創による横行結腸,回腸,十二指腸貫通損傷の1例}, volume = {25}, year = {2005} }