@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018305, author = {中澤, 肇 and 宮崎, 美穂 and 小野, 智美 and 西村, 将和 and 今未, 咲樹 and 上村, 恵未 and 木村, 和久}, journal = {旭川赤十字病院医学雑誌}, month = {Oct}, note = {急性期病院では早期に食事を開始し,如何に嚥下機能の廃用を防止するかが,その後の全身状況の回復を左右する一要因となる。そのため,当院でもスクリーニング検査後の早期食事再開を行っている。しかし,脳梗塞急性期には高率に嚥下障害を合併し,誤嚥性肺炎発生の予防が重要となる。今回,脳卒中により当院に入院し,嚥下造影検査(以下:VF)を実施した患者30名を対象に,大脳皮質・皮質下群と脳幹群の2群にグループを分け,VF結果から誤嚥の有無や咽頭残留,喉頭侵入の有無を調査した。また,脳幹梗塞を橋群と延髄外側群の2群にグループを分け,不顕性誤嚥の発生率について調査した。結果は,大脳皮質・皮質下群と脳幹群では,脳幹群の方が咽頭残留が生じ易い傾向があり,窒息の恐れがあった。また,橋群と延髄外側群では,橋群の方が不顕性誤嚥を認めていた。延髄内側の梗塞でも不顕性誤嚥が頻発する報告があり,窒息と不顕性誤嚥を考慮すると脳幹部損傷者の食事開始前には,VF実施による嚥下動態の確認が必須と考えられた。(著者抄録)}, pages = {7--9}, title = {脳卒中による大脳皮質・皮質下損傷と脳幹損傷による嚥下障害の特徴の相違}, volume = {34}, year = {2022} }